頑張るベクトルは合っている?


2019 / 11 / 25

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最近になって大企業と呼ばれる会社が「終身雇用は守れない」と公の場で発表していますが、終身雇用はとっくに限界を迎えていました。現場で働く人は肌感覚で分かっていたかとは思います。

まあこういった発表も影響力のある会社の都合もあるのでタイミングが今になってしまったのでしょう。同様に年功序列なんてのは、過去の産物であってIKKOさん風に言えば「まぼろしー」と化しているものです。 ベンチャーや平成になってから設立したような会社にいる人は、にわかには信じ難いですがこれが製造業の「げんじつー」です。

しかし年功序列システムの考えで言ってしまえば長時間労働・長期間会社にいることが評価に繋がってしまいますが現状そうではありません。

もうすでに崩壊しているのでね。

そのシステムの考えでは今の時代では給料が上がらない為、残業代で稼ぐ思考になってしまいダラダラ残りで生産性が悪くなり、給料が上がるどころか下がっている傾向に思えます。

短期的な目で見てしまえば確かに給料としてはもらえるかもしれませんが、長期的な目で見れば明らかに効率の悪いやり方です。

単純に考えても全体の生産性が上がれば物量に対して、時間をかけずに納期出来れば人件費にかかるコストは浮くでしょう。

このブログなどでも度々言っている事ですが、製造業では1人頭の生産性には限界があります。

どんなに技術を磨いて、より早く製作物を完成させられるようになっても大多数の工場では大量生産をするので、人数をかけて製作します。コスト削減を考えるのであれば全体の生産性が上がらなくては達成できないものです。

ですから各個人の技術向上は必須条件であり、それに加えていかに時間をかけずに製作できるかを考えればおのずと様々な対策や提案があると思います。

その現状を踏まえて、頑張っているとはなんでしょうか?

長時間労働・長期間会社にいる事が頑張っているにはならないと思います。

「頑張っているのに」「一生懸命やっているのに」と嘆く人がいますが、それは結果に結びついているでしょうか?

会社側からすると、結果を出すことが「頑張っている」「よくやっている」という事になるので会社に雇用されている以上価値を提供して、会社に利益を残すというのが結果だと思います。

その結果の対価として給料があがるのではないでしょうか? そして働いている以上は、同じ時間使うならより多くの給料を貰うほうがいいですし、がんばっているねよくやってくれているねよしよしヾ(・ω・`)とされたい訳ではないと思います。

極端に言えば会社の利益が2倍10倍上がれば給料が上がる可能性は高いでしょう。

ですから今の時代、労働時間が多いから年数がたっているからは関係ないのです。

頑張っているかは、主観ではなく他人や会社が結果を見て判断するものです。 生産性に対してどうこう考えて、「会社や経営者に対してこうこうこうだからこうゆう風にやらしてくれないか?その代わり自分のコストを上げてくれないか?」などの提案はしていますか?そういった方が周りを見てどのくらいいますか? それでも頑張ったというなら「どう頑張ったか?」「頑張った結果どうなったか?」数字で表して見直してみたほうがいいでしょう。

待っているだけでは売り上げは上がらないですし、給料も上がりません。

ですので会社の文句を言っていても現状を突破出来ないです。

前半部分で書いた生産性に対しての話はあくまでもごく一部の話なので、行動をすることで様々な問題点も出てくると思います。

PDCAをぶん回すことが結果に結びつくはずです。

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