求人募集での採用はやめました


2020 / 3 / 6

_____________________________

1年間の経験を得て「これじゃあ契約会社にご迷惑をかけるだけ」と判断し求人募集での採用をしない結果にいきつきました。

お恥ずかしい話ですがどういった経緯でそうなったのか説明しないと少なからずHPを見てくださっている方もいますし、会社の強みとしても打ち出しているので「なぜ?」「どういしていくのか?」を書いていきたいと思います。 経営方針を決めている私自身に問題があったのかもしれませんが、そもそも求人募集を前提で人を集めるという方向性が間違っていたと思います。

HPの内容と異なる部分がありますので、HPの修正は追々していきたいと思います。

定着率が悪すぎた。

酷いケースでは採用が決まったのにも関わらず来なかった事もありましたし、勤務1日目で素行が悪すぎて(勤務外での行動)試用期間中に去ってもらった人もいます。 自分自身溶接作業の経験があるので実務レベルの判断は出来ましたが、人間性においては1時間2時間で判断は出来ないのでやめた理由の1つです。 人間性を知るには時間がかかりますし、面接時に求人者が自分自身を見繕って嘘を見抜けたとしても何が本当の姿か分からない。素性さえ分かりません。

賃金が良いから続くわけではない

求人募集の何を見て応募するのか?賃金です。そこだけの判断と言っても過言ではないと思います。書かれている条件に自分のスキルを照らし合わせて、やっていけそうだと思ったら応募する。ダメ元でする人もいれば、複数社に応募している人もいます。仮に求人広告の中でコンビニが一番時給単価が高ければ殺到するでしょう。 以前の考えでは相場より若干高めで設定し、まずは応募人数の分母を増やす事でその中から厳選して雇用する。会社の軸となる人を探し、未来の投資と考えての賃金設定でした。 ですが、求人募集から能力の高い人間は求められない結果になりました。そもそも能力の高い人間は他社から声を掛けられるか、知りあいづてに探すなどするのでそもそも応募者の中にいません。 例えいたとしても、賃金で選んでいる以上より高い賃金の会社に移る可能性は高く、高い技術をもった人材が集まってもすぐやめるとなれば生産性もクソもありません。お客さんの儲けを考えれば製造ではまず生産性を上げる事が大切ですし、生産性を上げるには長い年月がかかるので辞めて入ってはの繰り返しですと自転車操業と変わらず上向きにならないのでお客様の事を考えればお客様の為にならないので数百人単位の募集でもないのでやめました。

人手不足と言われているはずなのに人が集まる

嬉しい悲鳴ではありますが募集をかけていなくても弊社では集まります。自分が溶接作業員をしていた事もあって「仕事ある?」「入社したいんだけど」と言った声をかけてもらいます。「最初からその人達を雇用すれば良かったんじゃね?」とも思われますが、以前に知り合いと会社をしたことで失敗した苦い経験があったので避けていました。よく考えれば雇用主と従業員の関係になるので失敗の話とはまた別の条件でした。どんな人か分かっている雇用する方が①の問題も改善できますし、働く側にとって賃金は重要ではありますが求人票では顔も会社の背景も分からないので応募する側も募集側もある種のギャンブルをしているようなものです。ですから働き手の需要があるにも関わらず知らない人に募集をかけるのは得策ではないと判断しました。

雇用に関して1年間沢山の失敗を経験しましたが、結論「自分が働きたい」と思っている人と仕事をする事が大切だと思いました。ですので今後はスカウト又は自分が働きたいと思う人が働きたいと思う人を採用していくことにしました。素性も分かりますし、人間性も分っている状態なのでより円滑な仕事を出来ると思っています。誰彼構わず沢山いれるのではなく、人数が少なくても意識が高い会社を作り上げていこうと思います。

一覧に戻る

まずはお気軽にお問合わせくださいませ

まずはお気軽にお問合わせくださいませ

些細な質問でも構いません。
「こんな仕事は出来る?」なども
受け付けますので
お困り事を解決出来る様、
提案もさせていただきます。