人手不足の解消に繋がる糸口


2020 / 3 / 10

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製造業に就業している人数は2019年平均1063万人で産業別で最も多い。 これはあくまでも平均なので正確な人数ではない。おそらくもっといるはずです。残念ながら未だに潜り業者もいるし、一人親方という事にして会社にいない存在になっている人間もいるからです。

確かに日本国内での人口は減少しています。年齢別人口や出生人口でも明らかですし、生まれている子たちが働くまでをどう計算しても減っているし、全員製造業に就職といったミラクルが起きない限り減ることは確実です。 しかし、年間100人以上採用するような会社でもない限り人手不足なんてのは関係ないお話だと思います。 1、2人の人材がいない程度や若い人がいないと言った事であればよほど会社に魅力がない事に尽きます。正確にはいないではなく、探していないだけだと思いますがこれは国がどうこう関係ない話で 裏を返せば人手不足の解消は魅力ある会社になってしまうのが手っ取り早いと思います。

すさまじい人数で、かつ倍率が高いところにヒントはあるはず。 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドだ。1年で9000人の離職者がいるが年に数回1000人以上の規模で採用がある。 自分は現在31歳ですが、この世代あるあるで知人の知人がキャスト(従業員)や、何回も落ちているとか採用不採用は別にしても応募して面接している話をよく聞く。石を投げれば入社希望社に当たるではないけど、同世代の100人に周りに応募したことがある人はいるか?と聞いたとしたら50人はくだらないでしょう。

ではオリエンタルランドはなぜ人が集まるのか? 賃金が良いわけでも、大手だから将来性があるとかではなくディズニーブランドの魅力に惹かれて働きたいから集まる。 ですからどんなに小さな会社でも魅力ある会社にすれば1、2人集まらないはずはありません。

人手不足解消手段として外国人研修制度があると思いますが、これは病人が最後に頼る『薬』の役割に位置するものだと思います。 制度として悪いとは思いませんし、国が用意した対策で大いに活用すればいいと思いますが最終手段にハナから手を付けるのはとても得策ではない気がします。 こうゆうものにもメリットデメリットはあり、業種によっては3年→5年になりましたが製造に関してはデメリットの方が多いと思います。

実際の作業がこなせるか分からない

自分の会社が関わっている溶接の事で言いますと、いくら練習を沢山したとしても練習と実際の製品を製作するとなると全くの別物くらいの差がありますし、技術を要する作業では1年2年でどうにかならない場合があります。経験からすると10人いたら2,3人出来ればいい方です。日本語が通じてもそのレベルですから、海外の方が来て全員出来ない可能性もあるので来たものの任せられないケースも十分ありえます。

話せるようになっても細かいニュアンスが伝わらない

専門性が高ければ高いほど複雑な作業、豊富な知識が求められます。いくら選抜された優秀な人たちが来たとしても理解をするまでには相当な年月がかかると思われます。

生産性を考えれば上がる事はない

製造では1人頭の生産性は限界があります。工場全体の生産性を上げるには最低限の人数で全体のレベルを上げるしかないので、長期的な育成の必要があります。しかし人がいないからと言って人を集めやすい実習生を呼んでも期間が延びたと言え全員が全員残ってくれる可能性は限りなく低いです。逃亡するケースも起こっているので、いなくなっては呼んでの繰り返しでは同じ事を繰り返しているに過ぎません。 なかにはたちの悪い業者もいるのでいい加減な人を連れてくる可能性もあります。

閑散期と繁忙期の波が大きく、リーマンショックなど世界経済の煽りをまともに受けやすい製造業では非常にリスキーな選択だと思われます。 まずは働いている方がワクワクするようなモノづくり、人間力を成長できるような魅力ある会社にしていく事が人手不足解消への第一歩だと思います。そんな思いを込めて弊社では新しいサービスを始めます。 魅力作りのキッカケになっていただければと思います。

下記に作成中のチラシを張っておきますので、興味がある方はHPに記載されている番号やメールにお問合せ下さい。全国どこでも駆け付けますよ♪

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